カルボナーラを作って

私の中じゃスーパースター

泣くロミオと怒るジュリエット、大号泣の私

気になっていた『泣くロミオと怒るジュリエット』をお誘い頂いて観劇してきたので感じたことぶわーーーします!!!

ネタバレあります!

 

1幕の感想:そこそこ進んだ感じするけどここまで1幕なの?オセローと少年たちとなにわ侍のエキスを感じた。

2幕の感想:私がロミオとジュリエットの周りにいた全員分愛したる!!!!!!!(バケツいっぱいの涙)(火賀くん借りるね)

 

TLの「マジ泣いた…」はロミオが自身の結婚を祝うシーンのことだと解釈していたので、そこでうるうるしたけど涙を零すまでは行かなかった私は「泣かなかったな…」って思ったんだけど。けど。最後の結婚式のシーンで嗚咽レベルに泣いた。音楽が無かったら私の嗚咽がシアターコクーンに響き渡ってた。自信あります。ジュリエットの真っ白なベールが見えたところでボロボロ涙が出てきて、マスクのせいで曇りがちな双眼鏡の視界は涙でゆらゆら。ロミオとジュリエットがすっごいすっごい幸せな表情で、後ろのティボルトとマキューシオにも泣いた。生の世界は争いでローレンスも倒れ破滅しているのに、死の世界ではやっと結ばれた2人が誓いのキスをする。生の世界では血飛沫と火の粉、死の世界では祝福の花びら。残酷なコントラスト。

最後にロミオとジュリエットの結婚のお祝いをさせてくれてありがとうございました。

 

ダンスホール「SHIROARI」。こち亀愛読者の私は「蟻の街」を思い出したんだけど、ここからインスピレーション得てるんじゃないか?

「蟻の街」は戦後、今の東京都台東区隅田公園の一角にあって廃品回収業を生業とした人々の生活共同地の通称。wiki情報だけど報酬を巡って地元のヤバい奴と争ったこともあるらしい。ソフィアがティボルトに「ちゃんとした仕事に就いてくれ」と懇願した時に「鉄くずを集める仕事でも…(ニュアンス)」のくだりがあったのもこれを踏まえてるのかな…?現存しない理由は東京都の立ち退き要請で、最後に街がめちゃくちゃになり終わりを迎えるのもこの事実を元にしてるのかも。

こち亀では194巻に収録されている『霧の中のアリア』でその話をしている。

 

あと、ベンヴォーリオはロミオのことすっっっごい好きだったんだなって。

好きな子はいるけど片想いで結局それはジュリエットによって完全に叶わなくなる。叶わないけど好きで好きで、だから最期は自分が操る。ベンヴォーリオがちゃんとしてたら死ななかったんですけど💢何してんの専務(経費)💢

だけどこれ最大級の愛の裏返しだったと思うんですよ。結婚は泣いても喚いてもイヤイヤ言っても出来ないけど、人を殺すことは残念ながら誰にも出来ちゃう。そしてロミオが疑いもせず自分の渡したもので死を選ぶ。その疑わない、ロミオからの信頼も含めてベンヴォーリオは大好きだったんだ、きっと。

そして、ロミオはその感情を知ってたと思う。ベンヴォーリオが「俺はお前のことが」と勢いで口にしそうになった時、ロミオはキッパリ「言うな」と言い放った。それに墓場のところで「女と女でも、男と男でも」って台詞があるけど、当時の感覚として「男と男」はかなり異端じゃないか??当事者じゃなければ知り得ない感覚なんじゃないか??よって私はロミオが想いに気づいていたと推測します。

 

 

 

 

 

とりあえず今日はここまで。壁打ちなので今後も追記予定。