カルボナーラを作って

私の中じゃスーパースター

「Dream Catcher」と関西Jr.

関西Jr.の感動を忘れたくないがための記録です。

 

「“ゴメン、あいつやめたんだ。でも、次の夢に向かって歩き出してるよ”って伝えたい。でも、言えない。発表する場すらない。」

 

上は中間淳太くんが10000字インタビューで言ってたこと。ジャニーズJr.は退所しても発表が一切なくて、コンサートが開始したらいなかったり、いきなりジャニショから写真が撤退したり。なんとなく辞めるんじゃないか、という雰囲気が漂って実際に幕が開けたらあの子がいない、という流れ。

 

私が初めて経験したこの退所の流れが、元関西Jr.の金内柊真くんの退所だった。

4月以降に放送する予定のまいジャニの収録で柊真くんの姿がなかった、と。2014年のin大阪にいなかったことでまず噂が広まった。春松竹で柊真くんは大号泣した、というレポが回ってきてその様子が過去に退所した関西Jr.の様子と似ている、という話も回ってきた。正直覚悟はしていたけれど、ジャニーズWESTのいない関西Jr.の中では本当に重要な存在だったので辞めたあとの空虚感がすごかった。ジャニショでは各地で写真が売り切れ。私もジャニーズのコールセンターに電話をかけて「金内柊真くんの写真はありますか?」と聞いた時に「入荷の予定は立っていません」(もし退所しないのであればこんなことは言わないはず)と言われたことも自分の中でかなりショックな出来事だった。

※春松竹…春休み中に大阪松竹座で行われる関西ジャニーズJr.のコンサートのこと。前年夏頃から東京進出していた永瀬くんが春松竹に出演したのは金内くんが最後だったからと言われている。

柊真くんが辞める前から既にまいジャニに永瀬くんと平野くんの出演は減っていた。まだ東京進出してすぐだったので帰ってくるかな、東京で顔と名前を覚えてもらって帰ってくるのかな、って思っていた。なにきんが好きだった私にとって一気にまいジャニメンバーが3人になったことはとても辛かったけど、夢は応援してあげたい。 ちょっとしたらまた6人でまいジャニをやると思っていたから。ただ、まいジャニメンバー唯一のツッコミがいなくなり、それまでずっとボケだった西畑くんや向井くんがツッコミを入れている光景が悲しくて、本人達も慣れていない様子でごちゃごちゃしてたのも悲しかった。

司会は向井くんから一時期永瀬くんに交代、そして今は西畑くんが担当。今から考えたら餞別のような司会………

※なにきん…西畑大吾くん・永瀬廉くん・大西流星くんの3人で結成された「なにわ皇子」と向井康二くん・金内柊真くん・平野紫耀くんの3人で結成された「KinKan」を合わせた6人の総称。

まいジャニはこの頃までなにきん+ゲストの形が基本だった。

 

 私にとどめを刺した出来事。2016年8月1日の「ナガオカスクランブル」というラジオ番組に関西Jr.が数人出演した時の向井康二くんの一言。

「僕ね結構ユニット変わるんですよ。昔ムエタイブラザーズって兄弟でやってました。KinKanとかその前にもあって、KinKanなって、なくなっていろいろあってね今は関西ジャニーズに」

この言葉で、ほんの少しだけど信じていたものが全て終わった。本人の口から出たのだからそれは受け止めるべきだと。深夜の番組を1人でリビングで聴いて、泣いた。

 

ただ、メンバーがいなくなっても関西Jr.は好きで、2015年の「少年たち」も観劇した。もうあの時の関西Jr.はいくら望んでも帰ってこないことに喚くこともなく、新体制の関西Jr.のことも完全に受け入れていた。

 

いつからだったかは忘れたけど、いなくなった3人の代わりに室龍太くん・浜中文一くんがまいジャニに出演するようになった。他の関西ジャニーズJr.にも出演の機会が増え、今もまいジャニに出演するメンバーは西畑大吾くん・向井康二くん・大西流星くん・(室龍太くん)+関西ジャニーズJr.という形になった。室龍太くんはたま〜〜にいない。浜中文一くんは最近少しご無沙汰。

 

その形もそれはそれで楽しく、毎週まいジャニを観ていた。まいジャニスペシャルかin大阪でしか観られなかった人が月イチで観られるようになって、藤原丈一郎くんという気になるJr.も出来た。

 

そして2016年春、映画『関西ジャニーズJrの目指せ♪ドリームステージ!』が公開。主要人物は西畑大吾くん・向井康二くん・大西流星くん・室龍太くん・浜中文一くん・赤名竜乃介くんの6人。赤名くんもこの時期かなり頻繁にまいジャニに出演していたけど、退所されてしまった。

 この映画で一番印象に残ったシーンが最後の松竹座を使った、主題歌「Dream Catcher」を歌うシーン。それまでの冴えないご当地アイドルから

 キラッキラのジャニーズアイドルに。

大出世!大躍進!!君たちやっぱりジャニーズだ!!!

松竹座コンサート中、朝6時に集合して撮ったそう。何十人という規模でこれまでの衣装とは違って何色も使われた衣装で踊る姿はとてもかっこよかった。この時は松竹座という舞台を使って映画から飛び出してアイドルをしている姿に感嘆するのみ。映画も面白かった。私は文一くんが演じていた次郎さんのキャラが好き!

 

そして迎えた2016年in大阪。

ジャニーズWESTのファンなのでもちろん毎年楽しみにしている。その頃には関西ジャニーズJr.のコンサートでも「Dream Catcher」はセトリに入っていて、大人気楽曲になっていた。レポを観るだけでも「ドリキャ」の文字が大量に並んでいた。

映画は1度しか観ていないので曲は覚えていないけれど、曲自体が好きな感じだったことは何となく覚えていた。イントロを聴いて「やっぱり好きなテイストだ……」と浸っていた。

パフォーマンスとしては人がどんどん増えてくシステム。サビに入ってもまだ全員ではなく、確かサビ後の間奏で全員登場、だったはず。

人数なんと35人。

1クラス分くらいの小学生〜大学卒業済の男子(男性)が歌うのは少クラとしてはかなり多い。私はセクゾのバックについているくらいしか観たことがない。

しかし、なんと、なんと!!!

この『Dream Catcher』は最後のサビでは全員歌います!!!関西Jr.をふんだんに使用したパフォーマンスでございます!!!

歌も二つのパートに分かれていて、後ろにいる子たちがキー高めの別パート&ハモり。声もまとまっていた。

 

「それぞれの物語が輝ける姿へ

サビの歌詞の1節。これは関西Jr.の本心かなと思った。全員が手を繋いでデビューは出来ないし、誰かがデビューすることで誰かが辞めていくのはジャニーズWESTを見て知っていたはず。Jr.の中でもそれぞれに活躍の場所があるならそっちでも頑張ってほしい。個人の見解だけど、一人ひとりに送る「Dream Catcher」という存在であった気もする。

 

最後のサビ。

これが私の関西Jr.に対する一つの終着点だった。

これが今の関西Jr.なんだ。

割り切っていても今までジャニーズWESTが抜けた関西Jr.を引っ張っていたのはなにきんだった。どうしてもなにきんが頭の片隅にいた。関西Jr.と言えばなにきん、とイコールで結びついていた。でも目の前の関西Jr.は経験豊富な文一くんや室くんがいて、最近入った子たちがいて。正統派の顔立ちをした高橋恭平くんから草間リチャード敬太くんのような関西Jr.の目印となる人。存在を知っていたのに全く見えていなかった。

「Dream Catcher」を見終えた時に、なにきん解体から初めて関西Jr.の姿に納得した。関西Jr.はもう先に進んでいる。辛かったこと、悲しかったこと、苦しかったこと、全部背負ってそれでも笑顔でアイドルを続けている。

信じ込ませていた、という形から信じることが出来た瞬間だった。心の中に知らないうちに残っていたもやもやも全部吹き飛んだ。それくらいのパフォーマンスだった。まだまだ未熟な点があるにせよ、当時の関西Jr.の大きく変わった姿は今も録画を見ていると圧倒的で鳥肌が立つ。本当に。

あのパフォーマンスは関ジュ担でない方にも、その時期にはまだファンではなかった方にも見てほしい。本当にキラキラしてる。

 

今年のin大阪で関ジュが「年に2回くらいin大阪をやりたい!」と言っていたことに期待して、次のin大阪を待とうと思う。そろそろ藤原丈一郎くんが自担の仲間入りしそう。既にリアコ枠にいるけど……好き…………

 

このブログを読んでいただきありがとうございました!